昔からあるような・・・
今日は暖かい一日でしたね♪
先日、安曇野市にある別荘地にお住まいのお客様の取付け工事にお伺いしてきました。
森の中のログハウスです。
外装・内装ともにダークブラウンの木材が、新しいけれどどこか使い込まれた雰囲気のシックなログハウスです。
写真は玄関を入って直ぐの窓。
ウィリアム・モリスの「コンプトン」
調べてみると、デザインをしたのはJohn Henry Dearle. 1878年、モリス商会のオックスフォードストリートに新しく開設された店舗にアシスタントとして雇われた人。その内にモリスに認められ、デザイナーに転身。後に、テキスタイルデザイン部門長にまで登りつめた人の作品だそうです。 この、コンプトンは1895年、今から115年も前にウォルヴァーハンプトンのコンプトンホール(イギリス)の為にデザインされたものです。
モスグリーンに深みのあるダークオレンジが鮮やかに映えるデザインは、このお家の為にあるのではないかと思わせるくらいにピッタリで、付けた瞬間から馴染んでいました。
写真よりも実物を見て頂きたい・・・。今回はカーテンではなく、シェードにしました。基本的に夜しかお使いにならないということなので、昼間は上に上げてスッキリと。
お客様も気に入って頂いたご様子でしたが、私自身が大満足(笑)
寝室には、同じくモリス社の「バード&アネモネ」
こちらは1882年今から128年前のWilliam Morrisによるデザイン。鳥を描くことが苦手だったというモリスは、鳥だけ友人のフィリップウェップという人に描いてもらったという説が残る作品。この頃のハンドプリントに見られる「輪郭線が微妙にぼやけ、にじむことで柔らかい線になる」という特徴があり、伝統的な鳥獣文様に由来し、影響を受けたデザイン。
とのことです。難しいですね・・・。
寝室は、ログの色にピッタリのウッドレールに裏地付きのカーテンで遮光性&防寒性をアップさせました。
インディゴにグリーンの葉っぱにライトブラウンの鳥、アネモネのレッド、イエローやライトベージュの花、グリーンはグリーンでも濃い色、淡い色など多色使いなのですが、うるさくなく、落ち着いた空間にしてくれました。
お客様も、長年モリスのファブリックを愛用されていて一度モリスを使うとモリスじゃないと落ち着かないと話してくれていたので、全ての窓にぴったりと、まるで昔からそこにあったように掛かったのを見て何とも言えず、ただただ感動でした。
私の乏しい語彙では、ちゃんと言い表すことは出来ませんが、長い年月を沢山の人々から愛されているデザインの魅力を改めて感じることが出来たと思います。
お値段は張りますが、気に入ってくださった方に適材適所?でちゃんとしたご提案が出来れば良いなと思います。
快く撮影、またブログ掲載の許可をして下さったK様、改めてありがとうございました。このブログも見て下さるということですが、いかがでしょうか?(笑)今回は本当にありがとうございました。
奥谷様
忙しくしていて、ようやくブログを拝見することができました。
素敵な写真で紹介してくださり、ありがとうございます。
モリスの事は結構知っているつもりでしたが、コンプトンやウェッブの事など詳しく調べてくださり感激です。
ご紹介して頂いたように、想像してた以上にモリスはぴったりで主人も大満足。京都のマンションでもモリスを使っていましたが、この家ほどは合ってなかったと今になって実感しています。
寝室の遮光性、暖かさも抜群。カーテンレールも家具にぴったり。
ゆうあいさんのカーテンのおかげでようやく理想の家になりました。
どうもありがとうございました!
岸川みゆき
投稿: 岸川みゆき | 2010年12月11日 (土) 12:14
コメントありがとうございます。
こちらこそ、ご満足頂けたとのことで私も嬉しいです!!写真も良さが上手く伝わるような写真が撮りたかったのですが、中々難しくて・・・。
また、生地についても自分で改めて調べてみると大変興味深く勉強になりました。
寝室のカーテンも暖かいとのことで安心致しました。
「理想の家になりました。」だなんて、そんなお言葉を頂けるなんて・・・!!感激しております!
これから雪も降り、ますます寒くなりますが、素敵なお家で良いお年をお迎え下さい♪
投稿: okutani | 2010年12月11日 (土) 12:58